2023年4月30日に放送される『情熱大陸』、その番組に出演される染織家の吉岡更紗(よしおか さらさ)さん。
「吉岡更紗さんってどんな人?」
その疑問に答えるべく、調べてまとめてみました。
★吉岡更紗さんのプロフィール
★六代目就任に至るまで
★ご家族、ご結婚は?
★父・吉岡幸雄氏と更紗さん
・名前:吉岡更紗(よしおか さらさ)
・生年月日:1977年(昭和52年)、9月22日生まれ(45歳)
・出身地:京都市
・200年続く染物屋『染司よしおか』の六代目
先代である父を継いで六代目に就任されました。
京都府の大谷大学文学部を卒業後アパレル会社に勤務していました。しかし「誰かがやらなければならない仕事」だと販売員をやめて染織を学ぶ為愛媛へ。この時29歳。
西予市の野村シルク博物館や養蚕農家などで2年3ヵ月学び、生家へ戻ります。
2008年に一職人として働き始める。
2019年に先代である父が急逝し、その後六代目に就任。
皆さん「あれ?」って思いませんでした? 生家の京都ではなく、愛媛で学んでいるんです。
なぜ愛媛県なのかと調べてみました。
【愛媛県西予市野村町は養蚕の町で、繭を使って糸を取るところから、染め、機織りまでも学べる】
とのこと。なるほど、糸を取るところから学ばれたんですね。
今は亡き父と、母、お姉さんがお二人の五人家族。三人姉妹の末である更紗さんが継がれたのですね。
結婚情報は今のところ確認できませんでした。
──『見る目を鍛えろ』──
それが父・幸雄さんの教えでした。
「色なり、物なり、生地なり、その良し悪しを見極める目。目の記憶をしっかり整える様に」とよく言われていたそう。
更紗さん姉妹は小さい頃からよく工房に出入りしていましたが、幸雄さんは三人の娘達に跡を継げとは決して言わなかったそうです。
更紗さんの成人式では、茜に紫をかけた無地の振袖を染めてくれたとのエピソードが残っています。
きっと更紗さんが映える、素敵な振袖だったのでしょうね。
日本独自の色と技術を受け継ぎ、守り、発信していく吉岡更紗さん。
これからの更なるご活躍を応援しております。
染織家・吉岡更紗さんを取り上げた『情熱大陸』は4月30日夜11時15分から放送です。
MBS/TBS系 #情熱大陸
4月30日(日)よる11時15分~
染織家/#吉岡更紗古式ゆかしい日本の色を今に伝える
京に息づく美しき植物染めの世界江戸時代後期から200年続く#染司よしおか の6代目。
東大寺の修二会(お水取り)に納める
ひと冬の仕事を見つめた。 pic.twitter.com/52eCYSOy4P— 情熱大陸 (@jounetsu) April 23, 2023
【補足】
『染司よしおか』は200年前に京都で創業した、糸や布を天然染料で染める染物店。紫草の根や紅花の花びら、どんぐりの実など、全て自然界に存在するもので染めているそうです。化学染料を使わない、植物だけの色。きっと鮮やかで暖かみのある色なのでしょう。
染司よしおか 京都店
京都市東山区西之町206‐1
〒605-0088
TEL:075-525-2580
FAX:075-585-5233
西予市野村シルク博物館
愛媛県西予市野村町野村8-177-1
〒797-1212
TEL:0894-72-3710
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